そしてコロナが始まった

家族のこと

留学先が決まる

仕事が見つからないまま先に子供たちの学校が先に決まる。
どの学校がいいのか?基本的には奥さんがたくさん調べてくれて決めた学校。

まだ当時小4の長男と小1の次男。
学校見学も兼ねてマレーシアへ

私自身は仕事がなかなか休めなかったので、1泊3日の弾丸で飛んだ。
現地の人に学校や学校近くのビラ(マンション)の案内をしてもらったりしていたが、私は何も見ることができなかった。

注:写真は移住先のものではありません

子供たちは学校の見学をして、詳細の説明がないまま試験を受けることになる。
簡単な面接も行っていたようですが、日本の公立小学校にはないような光景が広がっているようです。

結果として入学が決まりました。私の仕事が見つかっていないのに。

見つかりかけた仕事

求人を物色して、ようやく面接までこぎつけた
SNSなどの動画チェックして違法性やそのサイトにとって有害じゃないか?などをチェックする仕事。
お客さんを相手にしないコールセンターのような位置づけの仕事。

正直、これまでのキャリアが何も生かせていない仕事内容ではあるが、英語がほとんど話せない自分は選択肢が限られているということ。

日常会話程度の英語力のある奥さんに面接で通常聞かれる答えを英訳してもらって練習
なんとか給料の提示してもらうところまでいった。

自宅のこと

学校が決まって、さぁ移住だ!と言っても今の住まいは持ち家一軒家
まぁ、頑張ってローンを組んで購入しました。

売るか?貸すか?という選択肢になったのだが、私は癌を経験しているのである意味保険に入っているようなもの。万が一亡くなることがあったら住宅ローンは無くなって資産だけが残ることになる。

結果として賃貸に出すことにした。
マンションではなく戸建てなので果たして借り手がすぐに見つかるのか?
最寄駅から徒歩13分程度の立地。悪くはない。

募集を開始して意外とトントン拍子に借り手が見つかった!
そして、契約も取り交わしてさぁ引越し準備だ

小さい子供とは言え、戸建てに住んでいたのでそれなりに大きな荷物もたくさんある。
メルカリで売ったり、知人に譲ったりして。

そして、自分は一人で日本で過ごすために安いワンルームのアパートを借りることになった。

めちゃめちゃ狭い。
この狭さは人生で初めてかもしれないくらい狭い
風呂とトイレが同じユニットバス
ビジネスホテルにあるような小さい冷蔵庫

処分しきれなかった戸建ての荷物の山に埋もれながら暮らすことになった。

奥さんと子供たちは出発までの間、ウィークリーマンションで過ごすことになる。
しかし、その後世界中を震撼させる出来事が起こる

コロナウィルスだ

色々ロックダウン

ニュースではコロナが蔓延してアベノマスクだの何だの言っていた頃。
家族の出発まであと1週間程度というところで最悪のニュース

ロックダウン

確かな情報が少ない中でハッキリと「ロックダウン」ということで入国できないことが決まった。
しかも、当然だがいつ解除になるのかも全くわからない状態でただ行けないということが決まった。

当然、ワンルームの狭いアパートに4人で過ごすことなんてできないので、ウィークリーマンションを延長して過ごすことに。
とはいってもそのウィークリーマンションも4人では寝れない。

子供たちも在籍していた小学校で挨拶したりしていたのに日本にしばらく残ることになる。

日本も緊急事態宣言となって、学校も休み。仕事も減って家にいる状態が続く。
子供たちはマレーシアの学校がリモートで授業をするということでGoogleMeetを使って遠隔で授業に参加することになる。

その学校自体も生徒が自宅で全員リモートで授業をするということになった。
そういったところは日本よりもやっぱり進んでいる。
できることをやるという考えなのか、文明をちゃんと使いこなせるという保守的な日本との違いを感じる。

さて、いつまでこの生活が続くかわからないのでワンルームのアパートを借りてウィークリーマンションを借りるという生活は費用面を考えても続けられないということで、新たに住まいを探すことになる。

新生活スタート

結局新しく4人で生活できる物件を探すことになる。
とはいっても、それもいつまでのことかわからないのでできるだけ安い家賃のところを探したい。

子供たちはリモートで授業ができるところ。
2人の子供たちは同じ部屋で授業を受けられないのは当然のこと。

なので、最低でも2部屋は必要になる。
自分が生まれる前に建てられた古いマンションを何とか見つけて引越し作業(1年で2回目)

家族も合流してまた一緒の生活が始まった。

今までは2階建ての戸建てだったので、大きな声で呼ばないと2階まで声が届かないところに住んでいたが、今度は2DKの狭いマンション。

みんな夜は川の字(4本線だけど)で寝る。これはこれで楽しかった。
寝る間際までみんなでテレビを観たり、ボードゲームをしたりTVゲームをしたりして休みの日は過ごすことができた

リモートの授業は当然体育の授業が無いので近くの公園に行って鬼ごっこ。
これがまたシンドイのなんのって。

あとはロックダウンが解除されるのを今か今かと待つばかり。
でも、ロックダウンが解除になったら離れ離れになって暮らすことになるんだよな~と淋しくなるだろうと想像していた時期でした。

つづく

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